- オルビスとファンケルのクレンジングって何が違うの?
- どっちがおすすめ?
この記事で分かること
- オルビスとファンケルのクレンジングの違いとおすすめ
オルビスとファンケル、両社は、「通販」という同じ販路を中心に大きくなった会社なので、よく比較されます。
その中でも、クレンジングについて、何が違うの?どっちがおすすめ?という声をよく見かけます。
そこでこの記事では、大手化粧品メーカーで15年以上、今も現役の化粧品開発者として活躍し、さらに大手美容雑誌の監修経験も豊富なプロフェッショナルの私が、オルビスとファンケルのクレンジングの違いとおすすめについて、詳しく解説いたします!
この記事を書いている人
コスメデイン
- 大手化粧品メーカーで15年以上化粧品開発を担当
- 今も現役の化粧品開発者
- 美容雑誌の監修経験あり
- 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします!
美容雑誌の監修に協力させて頂きました(一部抜粋)
【結論】「オルビス」と「ファンケル」のクレンジングの違いは?おすすめは?
オルビスとファンケル、両社とも、複数のクレンジングをラインナップしています。
今回はその中でも、それそれ、最も売れている「オルビス クレンジングリキッド」と「ファンケル マイルドクレンジングオイル」を比較します。
両品とも、リキッドタイプですし、容器形態(ポンプ容器)からも、一見同じように見えますが、そもそも剤型タイプが全く異なるので(と言うか、剤型タイプが真逆)、以下のように、両品の間には大きな違いがあります。
製品名 | オルビス クレンジングリキッド |
ファンケル マイルドクレンジングオイル |
剤型 | 水系ベース | 油系ベース |
ダブル洗顔 | 不要 | 必要 |
濡れた手 | OK | OK |
マツエク | OK | OK |
クレンジング力 | 〇 | ◎ |
洗い上がり | ◎ | 〇 |
ですから、それぞれ、以下の人におすすめです。
オルビス クレンジングがおすすめな人
- 水系ベースのため、クレンジング力より、肌への優しさ、洗い上がりの良さを重要視する人
- オイルがお肌に合わない人
- ダブル洗顔を面倒だと思う人
ファンケル クレンジングがおすすめな人
- 油系ベースのため、クレンジング力を最も重要視する人
- アイメイクを綺麗に落としたい人
- ダブル洗顔を面倒だと思わない人
次項以降、詳しく解説します。
「オルビス」と「ファンケル」のクレンジングの基本情報
※横スクロールできます
製品名 | オルビス クレンジングリキッド |
ファンケル マイルドクレンジングオイル |
分類 | 水系 クレンジング |
オイル系 クレンジング |
価格 / 容量 | 1,467円 / 150mL
|
1,870円 / 120mL
\500円/60mL(初回限定)/ |
ダブル洗顔 | 不要 | 必要 |
濡れた手 | OK | OK |
マツエク | OK | OK |
クレンジング力 | 〇 | ◎ |
洗い上がり | ◎ | 〇 |
「オルビス」と「ファンケル」のクレンジングの違いを搭載技術で比較
まず、オルビスとファンケルのクレンジングを、搭載技術で比較してみましょう。
※横スクロールできます
製品名 | オルビス クレンジングリキッド |
ファンケル マイルドクレンジングオイル |
全成分 (上位10成分) |
DPG | エチルヘキサン酸セチル |
水 | ジイソノナン酸BG | |
トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル | ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10 | |
イソステアリン酸PEG-20グリセリル | ヘキサカプリル酸ポリグリセリル-20 | |
ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル | オクタイソノナン酸ポリグリセリル-20 | |
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン | グリセリン | |
ジイソステアリン酸PEG-12 | トリデカン | |
ステアリン酸PEG-45 | ジカプリリルエーテル | |
グリセレス-12 | (ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル | |
イソステアリン酸PG | ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン | |
キー技術 | ・水系成分の配合技術 | ・界面活性剤の配合技術 |
オルビス クレンジングリキッドとファンケル マイルドクレンジングオイルの全成分、上位10成分を並べてみました(上図)。
その中で、キー技術に関わる成分を赤字にしました。
オルビスのキー技術は、水系成分の配合、ファンケルのキー技術は界面活性剤の配合です。
オルビス クレンジングリキッド:水系成分の配合技術
メイクの落とし方には、「オイル」と「界面活性剤」の2種類あります。
オルビスのクレンジングリキッドは、水系ベースです。
水系ベースは、オイルではなく、界面活性剤でメイクを落とします。
界面活性剤は、メイクと馴染みやすいため、落とすという意味では非常に優秀ですが、1つだけデメリットがあります。
それが、肌刺激。
ですから、オルビス クレンジングリキッドのような、水系ベースのクレンジングは、肌刺激の懸念で界面活性剤が高配合できませんから、オイルベースと比べると、ややクレンジング力が劣ってしまうのです。
その代わり、水系ベースですから、洗い上がりは抜群に良いです。
このように、水系ベースの唯一のデメリットは、界面活性剤を高配合できないゆえの、クレンジング力不足。
これを解決するためオルビスがとった手段が、水性成分である、多価アルコール(DPG)の配合です。
オルビスは、様々な多価アルコールを検討し、DPGに「クレンジング力」があることを見出しました。
DPGは界面活性剤ではなく、多価アルコールの1種で、保湿成分として働きますから、肌刺激の懸念はありません。
今では多くのメーカーのリキッドクレンジングにDPGは配合されていますが、私の記憶では、水系ベースのクレンジングにおいて、界面活性剤を高配合できないために不足するクレンジング力を、肌刺激の懸念がないDPG(多価アルコール)で補ったのはオルビスが初です。
ですからオルビスは、リキッドクレンジングのパイオニアとも言えるのです!
これができたのも、そもそもオルビスはオイルフリーを理念に掲げて成長したメーカー。
オイルフリーということは、必然的に、DPG(多価アルコール)に代表される水性成分の配合技術が強化されていくので、リキッドクレンジングや化粧水の領域において、オルビスが強みを発揮するのです。
ポイント
オルビス クレンジングリキッドのキー技術は、界面活性剤を高配合出来ないために不足するクレンジング力を、DPGで補った水性成分配合技術
\ リキッドクレンジングのパイオニア /
ファンケル マイルドクレンジングオイル:界面活性剤の配合技術
先ほど、メイクの落とし方には、「オイル」と「界面活性剤」の2種類あると言いました。
ファンケル マイルドクレンジングオイルは、オイルベースですから、オイルでメイクを落とします。
勿論、界面活性剤も配合されていますが、クレンジングオイルの界面活性剤は、メイクを落とすのではなく、すすぎの水で洗い流しやすくするために配合されます。
世の中のクレンジングオイルの中には、メイクは良く落ちるけれども、すすぎの水で綺麗に洗い流されず、後肌がベトベトヌメヌメするモノがあります。
このテクスチャーが苦手で、オイルタイプのクレンジングから離れる人は結構いらっしゃいますが、これは、界面活性剤の配合技術が十分でないために起こる現象です。
ファンケルには、クレンジング領域において、他と一線を画す高度な界面活性剤配合技術があります。
ですから、オイルベースでありながら、驚きの洗い上がりの良さです。
しかもこの技術は、グループ会社のアテニアにも展開されており、ファンケル マイルドオイルクレンジングとアテニア スキンクリア クレンズオイルは、クレンジングオイルの名品と呼ばれるほどに成長し、ユーザーに広く認められていますから、この結果が、ファンケルの界面活性剤配合技術のレベルの高さを物語っています。
ポイント
ファンケル マイルドクレンジングオイルのキー技術は、オイルベースでありながら驚きの洗い上がりの良さを実現した界面活性剤配合技術
\ 500円 / 60mL (初回限定)/
「オルビス」と「ファンケル」のクレンジングの違いを価格で比較
次に、価格で比較します。
製品名 | オルビス クレンジングリキッド |
ファンケル マイルドクレンジングオイル |
価格 / 容量 | 1,467円 / 150mL | 1,870円 / 120mL |
1mLあたり | 9.8円 | 15.6円 |
オルビス クレンジングリキッド
オルビス クレンジングリキッドの通常価格が1,467円 / 150mLで、1mLあたり9.8円です。
これは、かなりお得ですね。
オルビスほどの品質で、1mLあたり10円を切るモノは、なかなかありません。
ちなみに、コスパの良さで有名なアテニアのクレンジングさえ、1mLあたり11.4円ですから、オルビスのコスパの良さが際立っていますね。
※アテニア スキンクリア クレンズオイル ⇒ 1,980円 / 175mL
品質・コストとも、非常におすすめなクレンジングです!
\ リキッドクレンジングのパイオニア /
ファンケル マイルドクレンジングオイル
ファンケル マイルドクレンジングオイルの通常価格が1,870円 / 120mLで、1mLあたり15.6円です。
オルビスに比べれば割高です。
これは、ファンケル マイルドクレンジングオイルは、オイルベースですから、配合成分の大部分がオイルです。
水系ベースのオルビス リキッドクレンジングは水系ベースで、配合成分には多量の水が含まれています。
オイルと水を比べると、当然、オイルの方が原料価格は高いですから、ファンケルの場合、この部分が価格に転嫁されています。
ただし、オイルベースで、1mLあたり15.6円は、かなりお得と言えます。
さらに、今であれば、初回限定ではあるものの、500円 / 60mLで入手できますから、大変お得。是非、お試しください!
\ 500円 / 60mL (初回限定)/
「オルビス」と「ファンケル」のクレンジングの違いを販売実績で比較
ここでは両品を、販売実績で比較してみましょう。
製品名 | オルビス クレンジングリキッド |
ファンケル マイルドクレンジングオイル |
販売実績 | 累計 5,439万本
(1997年2月~2023年3月) |
累計 1億本突破!
(2003年4月~2020年9月) |
その他 | ・愛用者 444万人 ・口コミ★4.4 (n=871) |
・4秒に1本売れた ・オイルクレンジング市場 15年連続NO.1 |
オルビスの販売実績、累計5,439万本は凄いですが、ファンケルのそれは凄すぎますね。
累計1億本以上って、聞いたことがない数字です。
\ 500円 / 60mL (初回限定)/
販売実績 累計 1億本以上!!
「オルビス」と「ファンケル」のクレンジングの違いを使用感で比較
最後に、オルビスとファンケルのクレンジングを使用感で比較します。
オルビス リキッドクレンジングは、水系ベースですから、水を使っているようなサラッとした使用感です。
DPGと界面活性剤によって、メイクと素早く馴染み、水系ベースゆえ、抜群に洗い上がりが良いので、使っていて快適で気持ちがいいです。
一方、ファンケル マイルドクレンジングオイルは、オイルベースですから、オイル感が強いです。
やや粘性(とろみ)があるため、垂れることがなく使いやすいです。
オイルベースですから、メイクと素早く馴染みます。
高度な界面活性剤配合技術によって、オイルベースでありながら、驚きの洗い上がりの良さを実現しています。
ただし、ファンケル マイルドクレンジングオイルは、クレンジング力にこだわっているため、ダブル洗顔は必要です。
同品質で、ダブル洗顔不要がお好みの場合は、アテニア スキンクリア クレンズオイルをお選びください。
これに関しては、以下をご覧ください。
本記事の、オルビスとファンケルを比較しているように、ファンケルとアテニアを徹底比較しています!
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オルビス クレンジングリキッドがおすすめな人
- 水系ベースのため、クレンジング力より、肌への優しさ、洗い上がりの良さを重要視する人
- オイルがお肌に合わない人
- ダブル洗顔を面倒だと思う人
オルビス クレンジングリキッドは水系ベース。
DPGの配合によって、クレンジング力を補っているものの、オイルベースに比べればクレンジング力は劣ります。
しかし、抜群に洗い上がりは良いので、ダブル洗顔不要です。
また、圧倒的なコスパの良さも魅力的。
特に、オイルが苦手という人にとって、オルビス クレンジングリキッドは最良の選択肢となるでしょう。
\ リキッドクレンジングのパイオニア /
圧倒的なコスパ!
ファンケル マイルドクレンジングオイルがおすすめな人
- 油系ベースのため、クレンジング力を最も重要視する人
- アイメイクを綺麗に落としたい人
- ダブル洗顔を面倒だと思わない人
ファンケル マイルドクレンジングオイルは、オイルベース。
他と一線を画す、ファンケルの高度な界面活性剤配合技術によって、オイルベースでありながら、驚きの洗い上がりの良さを実現しています。
クレンジング力に特化しているので、アイメイクやウォータープルーフタイプの日焼け止めも、ストレスなく簡単に落とすことが可能です。
販売実績 累計1億本以上の実力を、是非、お手頃価格で体験してみて下さい!
\ 500円 / 60mL (初回限定)/
販売実績 累計 1億本以上!!
おわりに
いかがでしょうか?
オルビスとファンケル、それぞれのクレンジングには異なる特徴があり、どちらが最適かは個々のニーズにより異なります。
オルビスのクレンジングリキッドは、水系ベースのため、肌への優しさと洗い上がりの良さを重視する方に最適です。
一方、ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、クレンジング力を最も重視する方や、アイメイクをしっかり落としたい方に適しています。
どちらもそれぞれの分野で優れた技術を持ち、確固たる実績を誇っていますので、安心して、ご自身の肌やメイクスタイルに合った選択をしてください。
この記事を通じて、両者の違いを理解し、自分に最適なクレンジングを選ぶ参考にしていただければ幸いです。
※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません