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コスメの真実 化粧水

安い化粧水はだめ!現役の化粧品開発者が徹底解説!

 

「安い化粧水はだめ!」とよく耳にするけど、本当にだめなの?

 

こんな疑問に、現役の化粧品開発者がお答えします!

 

この記事で分かること

  • SNS上でもよく言われる「安い化粧水はだめ!」の真相

 

私は現役の化粧品開発者です。

大手化粧品メーカーを含め、20年以上のキャリアがあり、有名美容雑誌の監修も多数手がけています。

この記事ではそんな私が、安い化粧水はだめ!の真相を詳しく解説します!

 

この記事を書いている人

コスメデイン

  • 大手化粧品メーカーで15年以上化粧品開発を担当
  • 今も現役の化粧品開発者
  • 美容雑誌の監修経験あり
  • 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします!

美容雑誌の監修に協力させて頂きました(一部抜粋)

 

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安い化粧水はだめ!の真相

安い化粧水だめ

「安い化粧水はだめ!」とよく耳にしますが、これは真実なのでしょうか?

 

確かに、価格によって効果の差があるのは事実です。

しかし、化粧水の価格は配合原料だけで決まるわけではなく、安い化粧水であっても、「保湿」という基本機能は備わっているため、大きな問題にはなりません。

これに関しては、以下記事、高い化粧水と安い化粧水の違いをどうぞ。

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ですから、よく耳にする「安い化粧水はだめ!」というのは間違いです。

安い化粧水であても、基本機能である「保湿」は得られます。

 

ただし、

 

一部の配合成分によっては、間違いではない!つまり、配合成分によっては、安い化粧水を選ぶべきではない!となるのです。

 

次項では、安い化粧水を選ぶべきではない!と現役の化粧品開発者が断言する、特定の配合成分について詳しくご説明します。

 

最重要ポイント

  • 「安い化粧水はだめ」は間違い!
  • ただし、配合成分によっては、安い化粧水を選ぶべきではない!

 

 

この成分が配合された安い化粧水は選ぶべきでない!

ハトムギ化粧水

これに関しては「成分」というより「技術」ですが、大人気のハトムギ化粧水は白濁していることで有名ですが、白濁化の方法によって技術に大きな差が生まれ、これが価格に反映されます。

つまり、安いハトムギ化粧水の方が技術レベルが低いということ。

安い化粧水(ハトムギ化粧水)を否定するつもりはありませんが、安さには理由がありますから、その事実を知ったうえで、ご自身に合ったモノをお選びください。

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セラミド

セラミドは大きく4つに分かれます。

ヒト型セラミド合成セラミド(セラミド機能成分)天然セラミド植物性セラミドです。

この中で、最も効果が期待できて、安全性が高いと言われているのが、ヒト型セラミドです。

大変優秀なヒト型セラミドですが、非常に価格が高い

そして、難溶解性成分でもあるため、水へは溶解しませんし、油にもなかなか溶けません。

このような性質を持つヒト型セラミドですから、化粧水への配合はものすごく大変です。

原料価格が高いですし、溶かすこともできないので、特に安い化粧水であれば、超微量しか配合できません。

超微量では効果は全く期待できませんから、「ヒト型セラミド配合」と宣伝している安い化粧水(1,000円以下)は避けた方が良いです。

宣伝だけで、効果はほぼゼロ。

 

ヒト型セラミドは特殊な方法を使えば、化粧水であっても十分な量を配合できるため、その技術を搭載された化粧水を(高い化粧水)選ぶ事をおすすめします。

 

レチノール

レチノールに関しては、高かろうが安かろうが、「化粧水に配合した」と宣伝した時点で、その商品のレベルが疑わしいです。

買っちゃダメ、使っちゃダメです!

 

レチノールは油溶性成分のため、化粧水には溶けません。

特殊な方法を使えば化粧水への配合は可能ですが、レチノールは酸素で分解してしまうため、化粧水中で長期間の安定性を保つことは不可能です。

ですから、化粧水で「レチノール配合」を宣伝していたら、レチノールは超微量ですし、既に分解しています。使う意味がありません。

 

レチノールの効果を真に得るのであれば、資生堂一択です。

これに関しては以下記事、レチノール化粧品 プチプラは効果なし!をご覧ください。

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ビタミンC誘導体

多くのビタミンC誘導体は水に容易に溶けるため、化粧水への配合は簡単です。

ただし、一部のビタミンC誘導体は、例えば、カルボマーと併用不可であったり、時間とともに褐変したりするので、化粧水へは超微量配合とするケースは多いです。

 

ビタミンC誘導体は、医薬部外品の有効成分です。

医薬部外品の場合、有効成分に関しては、効果が期待できる量の配合が義務付けられており、成分安定性も保証されているため、ビタミンC誘導体であれば、高かろうが安かろうが、医薬部外品をおすすめします。

 

ナイアシンアミド

ナイアシンアミドは、しわ改善&美白効果が期待できるため、人気のある成分です。

ナイアシンアミドと同じく、しわ改善の有効成分には、ニールワン(純粋)レチノールがありますが、市場には圧倒的にナイアシンアミドの製品が多いです。

これには理由があって、ニールワンはポーラの独自成分ですから、ポーラしか使うことができません。

レチノールは、成分安定化が非常に難しく、これが高いレベルで実現できるのは現状、資生堂だけですから、レチノールをしわ改善の有効成分とした医薬部外品は資生堂しか販売されておりません。

一方、ナイアシンアミドは、特定の企業の独占原料ではなく、様々な企業が使うことができる一般流通原料です。

レチノールに比べて、非常に安定性が高い成分で、しかも、原料価格が安いです。

ですから、これだけナイアシンアミド配合商品が増えたわけですが、人気のある成分故に、「とりあえずナイアシンアミドを配合しておけばいい」と超微量配合する化粧品が多いです。

効果を得るためにはある程度の量が必要ですから、優秀なナイアシンアミドといえど、超微量であれば効果への期待はゼロです。

 

ビタミンC誘導体と同じく、ナイアシンアミドも医薬部外品の有効成分(しわ改善&美白)です。ですから、高かろうが安かろうが、医薬部外品をおすすめします。

以下、現役の化粧品開発者がおすすめする、ナイアシンアミドを有効成分とした医薬部外品です。

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ヒト由来幹細胞エキス

一時のブームは落ち着きましたが、今でもヒト由来幹細胞エキスは人気です。

ただし、値段が非常に高価で、安い化粧水には超微量しか配合できないです。

また、ヒト由来故の安全性への懸念が、超微量配合にしている理由の一つでもあります。

ヒト由来幹細胞エキスは今でも人気がある成分ですが、安全性への懸念が大きく、大手メーカーは配合せず、中小メーカーを中心に盛り上がっているだけです。

ただし、幹細胞エキスは、細胞の成長や修復を促進する成分を豊富に含んでおり、これが肌の若返りや健康維持に寄与すると考えられます。

特に、肌の老化やダメージに対する回復力を高めることで、しわやたるみの減少、肌のハリや弾力の向上が期待されます。

このように、幹細胞エキスは有用ですから、ヒト由来ではなく、植物由来をおすすめします。

詳しくは以下を参考にしてください。

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おすすめの化粧水は?

決して、安い化粧水がダメという訳ではありませんが、現役の化粧品開発者の私は、大手メーカー&中価格帯(2,000円~5,000円)の化粧水をおすすめします。

おすすめ化粧水に関しては以下を参考にしてください。

いずれも大手メーカーのもので中価格帯です。

さらに、化粧品以上の効果が期待できる医薬部外品もあります。

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おわりに

いかがでしょうか?

この記事を通じて、安い化粧水の選択に関する一般的な誤解を解き明かしました。

確かに、安い化粧水でも基本的な保湿機能は備わっていますが、特定の成分技術に関しては、価格が品質に直結することがあります。

ハトムギ化粧水の白濁化技術ヒト型セラミドレチノールビタミンC誘導体の安定性など、これらの成分や技術は高価な化粧水でこそその真価を発揮します。

一方で、ナイアシンアミド一部のビタミンC誘導体は、安価な製品でも、医薬部外品であれば、効果を期待できます。

 

重要なのは、単に価格に惑わされることなく、成分の質と配合量、そして自分の肌のニーズに合った製品を選ぶことです。

この記事が、皆さんの化粧水選びにおいて、より賢明な選択をするための一助となれば幸いです

 

 

※本記事の内容は個人の見解であって効果を保証するものではありません

   
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