この記事で分かること
- 魔女工場のクレンジングはダブル洗顔の必要性
魔女工場のクレンジングはダブル洗顔が必要?
魔女工場のクレンジングオイルは、その自然由来成分により市場で絶大な支持を受けていますが、果たしてダブル洗顔は本当に必要なのでしょうか。
この記事では、多くの方が抱く「魔女工場のダブル洗顔の必要性」について、現役の化粧品開発者が詳しく解説します!
この記事を書いている人
コスメデイン
- 大手化粧品メーカーで15年以上化粧品開発を担当
- 今も現役の化粧品開発者
- 美容雑誌の監修経験あり
- 現役の化粧品開発者が業界の最前線で得てきた知見を「コスメの真実」としてお届けします!
美容雑誌の監修に協力させて頂きました(一部抜粋)
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【結論】魔女工場クレンジング ダブル洗顔 必要 or 不要
魔女工場クレンジングはダブル洗顔が必要なのか?
毛穴ケアに効果的との声が多く、大人気の魔女工場のクレンジングですが、「ダブル洗顔必要?」と疑問に思う人が多いようです。
何故なら、公式HPには、小さな字で、「肌質に合わせて洗顔料でダブル洗顔をおこなってください」との記載があり、このような抽象的な記載内容なので、結局、ダブル洗顔は必要?不要?と混乱されているようです。
結論から言うと、現役の化粧品開発者の目から見て、魔女工場のクレンジングはダブル洗顔をした方が良いです。
次項以降、このような結論に至った理由を、現役の化粧品開発者が、実使用と処方面から詳しく解説いたします。
結論
魔女工場クレンジングはダブル洗顔必須!
魔女工場 ピュア クレンジング オイル
全成分
ダイズ油、セイヨウハシバミ種子油、テトラオレイン酸ソルベス-3 0 、ブドウ種子油、野菜油、オリーブ果実油、トリ( カプリル酸/ カプリン酸)グリセリル、オレンジ果皮油、オリーブ殻油、ホホバ種子油、スクワラン、ティーツリー葉油、ラベンダー油、水、BG 、トコフェロール、ヒマワリ種子油、コメヌカ油、ババス油、月見草油、ラウリン酸イソアミル、ツバキ種子油、アルガニアスピノサ核油、アロエベラ葉エキス、グリセリン、イチョウ葉エキス、デシルグルコシド、サボンソウ葉エキス、チャ葉エキス、1 ,2 - ヘキサンジオール、コメ発酵液、リモネン、リナロール
魔女工場 ピュア クレンジングオイルの特徴と人気の秘密
魔女工場 ピュア クレンジングオイルは、高い製品品質で多くのユーザーから支持されています。累計1,000万本突破です!
この製品が市場で人気を得ている理由は、99.9%自然由来成分という、自然由来成分を主体にした配合と、メイク及び皮脂汚れを効果的に除去しながらも、肌に必要な潤いを保持するというバランスの良さにあります。
具体的には、ダイズ油、オリーブ油、コメヌカ油などの植物由来オイルが豊富に使用されており、これらの成分が肌に自然な潤いをもたらし、乾燥や肌荒れを防ぐ助けとなっています。
さらに、これらのオイルは肌の奥深くまで浸透し、毛穴の汚れを根本から解消することで、クリアな肌へと導きます。
ただし、自然由来成分主体だからと言って、品質が高かったり、肌に優しいわけではない!です。
これに関しては、次項の「魔女工場 ピュア クレンジングオイルの真実」で詳しく解説します。
毛穴ケアが可能な成分とその効果
引用:魔女工場公式
魔女工場クレンジングオイルの最大の特徴は、優れた毛穴ケア効果です。
このクレンジングオイルに含まれるホホバ種子油は、人の皮脂に近く、角質に浸透しやすいため、毛穴に詰まった皮脂汚れを溶かしだすのに効果的です。
このホホバ種子油に加え、ビタミンEも豊富に含まれており、抗酸化作用により肌の老化防止に寄与すると共に、毛穴の引き締めと肌の整肌効果が期待できます。
これらの成分が協力して作用することで、クレンジング後の肌は不要な汚れから解放され、より滑らかで明るい肌色を実現します。
また、定期的に使用することで、肌質が改善され、毛穴の目立たない健康的な肌へと導かれることでしょう。
ただし、厳密に言うと、毛穴ケアの効果はホホバ種子油だけではないです。
むしろ、ホホバ種子油の毛穴ケアへの寄与率は低い!
これも、次項の「魔女工場 ピュア クレンジングオイルの真実」で詳しく解説します。
商品の価格と容量について
魔女工場 ピュア クレンジングオイルの価格は、200mLで約2,300円です。
この価格設定は、同等の高品質クレンジングオイルが市場に多く流通する中で、非常にコストパフォーマンスが高いと評価されています。
ユーザーは一本の購入で長期間にわたって製品を使用することが可能であり、毎日の使用を想定してもその経済性は非常に魅力的です。
このような価格設定は、幅広い消費者にとって手に取りやすい価格帯でありながら、その品質の高さを保っている点で、多くのリピーターを獲得しています。
魔女工場 ピュア クレンジング オイルの真実
自然由来成分主体=肌に優しいは間違い!
魔女工場 ピュア クレンジング オイルは、「99.9%」という驚くべき自然由来成分配合量です。
これだけ自然由来成分量が多いと、クレンジング力が高く、肌にも優しいイメージがありますが、これらはあくまでイメージであって、真実ではないです。
「自然由来成分主体=肌に優しいは間違い!」、これが真実です。
合成成分は嫌われがちですが、現在は昔と比べて、原料の精製能力が飛躍的に向上していますから、合成成分の方が自然由来成分に比べて、不純物(夾雑物)が圧倒的に少ないです。
肌トラブルを招く一番の理由は、成分中の不純物ですから、これが圧倒的に少ない合成成分の方が、精製が甘い自然由来成分と比較して、肌に優しいと言えるケースは多々あります。
また、クレンジングオイルに良く配合される合成成分(合成のオイル)に「エチルヘキサン酸セチル」があります。
魔女工場のメイン成分が「ダイズ油」。
合成オイル、植物オイルの違いはあれど、これらは極性油ですから、無極性油に比べてクレンジング力は高いですが、極性油同士の両者に、クレンジング力の大小の差はないです。
つまり、合成油の「エチルヘキサン酸セチル」と植物油の「ダイズ油」に、クレンジング力に大きな差はないということ。
オイルクレンジングにとって最も重要な品質である「クレンジング力」には、極性の有無が最重要であり、自然由来成分か合成成分かは関係がないのです。
ポイント
- 自然由来成分主体だからと言って、肌に優しいは間違い!
- 自然由来成分主体だからと言って、高品質(クレンジング力が高い)も間違い!
毛穴ケアの真相
魔女工場 ピュア クレンジングオイルは、毛穴ケアに特化しており、それは、クレンジングオイルに配合の「ホホバオイル」の効果であると宣伝しています。
ホホバオイルの全成分名称が「ホホバ種子油」になりますが、全成分表示から見てもわかるように、ホホバ種子油の配合量は極微量です。
毛穴ケアに効果的と言えるほどの量は配合されていない!
一方で、口コミや使用前後の写真を見る限り、毛穴には効果的であることは間違いないでしょう。
それもそのはず。
オイルには、角質に浸透し、毛穴に詰まった皮脂汚れを溶かしだす効果があるため、魔女工場に限らず、クレンジングオイルそのものに、既に毛穴ケア効果は備わっているのです。
ですから、魔女工場が特別という訳でなく、多くのクレンジングオイルに毛穴ケア効果はあります。
ダブル洗顔が必要な理由
冒頭でも申し上げたように、魔女工場 ピュア クレンジングオイルは、ダブル洗顔必須です。
何故なら、そもそも処方自体が、すすぎの水で綺麗に洗い流される設計になっていないからです。
実際、使用してみても、決して洗い上がりが悪いわけではありませんが、ダブル洗顔しないと、ヌメヌメ感が完全に落ちない印象でした。
クレンジングオイルで、「ダブル洗顔の必要性に寄与する成分」は何かご存じでしょうか?
それは、界面活性剤です。
界面活性剤によって、ダブル洗顔の必要 or 不必要が決まる!
クレンジングオイルに配合の界面活性剤によって、すすぎの水で乳化され、洗い流されます。
この時の乳化の滴が微細であれば、洗い上がりが良く、滴が粗大であれば、洗い上がりが悪くダブル洗顔が必要になります。
乳化の滴を微細にするには、界面活性剤の配合技術が重要であり、魔女工場は「テトラオレイン酸ソルベス-3 0」という一つの成分に頼りすぎなので、界面活性剤の配合技術に関しては、まだまだ不十分と言わざる得ません。
魔女工場 ピュア クレンジングオイルは、その他の品質は素晴らしいものの、界面活性剤配合技術がまだまだ不十分なので、ダブル洗顔必須なのです
ただし、ダブル洗顔すれば、快適な使用感は維持できるので、それほど大きな問題ではありません。
ダブル洗顔必要な理由
魔女工場ピュア クレンジングオイルは、界面活性剤配合技術が不十分のため、すすぎの水での乳化滴が粗大となり、洗い上がり悪く、ダブル洗顔必須!
実際の使用者の声と評価
SNSやレビューから見る使用感
魔女工場クレンジングオイルの使用者からは、SNSなどを通じて多くの肯定的な声が寄せられています。
特に評価されているのは、このクレンジングオイルの使い心地の良さと、肌への優しさです。
多くのユーザーが、製品を使った後の「肌がしっとりとしている感じ」と「つっぱり感がない」という点を高く評価しています。
また、メイクが驚くほどスムーズに落ちるというレビューも多数見られ、デイリーメイクはもちろん、ウォータープルーフのマスカラやリップカラーにも効果的であるとの声が寄せられています。
これらの使用感から、幅広い年齢層のユーザーに愛されていることが伺えます。
毛穴の変化を感じたユーザーの体験談
毛穴の目立ちや皮脂汚れが気になる方々にとって、魔女工場クレンジングオイルは特に改善効果が高いとされています。
実際の使用者の体験談では、「使用後に毛穴が引き締まったように感じる」とか「長期間使用することで、黒ずみが減少した」と報告されています。
具体的な例として、あるユーザーは毎晩のクレンジング後に毛穴の状態が改善され、肌のトーンが全体的に明るくなったと述べており、その結果、ファンデーションのノリも良くなったと喜びを表しています。
このような実際の体験談は、新たなユーザーが製品を試す際の参考になることでしょう。
他製品との比較
私は、20年以上にわたる化粧品開発のキャリアを持つ現役の化粧品開発者です。
大手メーカーにて15年以上化粧品を開発し、その豊富な経験と専門知識を生かして、有名美容雑誌の監修を数多く手がけてきました。
この私の目から見て、魔女工場 ピュアクレンジングオイルは、品質的にも口コミ的にも素晴らしい商品でありますが、クレンジングオイルであれば、アテニア スキンクリア クレンズオイルが圧倒的におすすめです。
⇩ アテニア スキンクリア クレンズオイル
以下の観点で、魔女工場とアテニアを比較してみましょう。
アテニア スキンクリア クレンズオイル 3つの凄い点
- クレンジング力が凄い!
- 洗い上がりが良く、ダブル洗顔不要!
- コスパが凄い!
クレンジング力
魔女工場:全成分
ダイズ油、セイヨウハシバミ種子油、テトラオレイン酸ソルベス-3 0 、ブドウ種子油、野菜油、オリーブ果実油、トリ( カプリル酸/ カプリン酸)グリセリル、オレンジ果皮油、オリーブ殻油、ホホバ種子油、スクワラン、ティーツリー葉油、ラベンダー油、水、BG 、トコフェロール、ヒマワリ種子油、コメヌカ油、ババス油、月見草油、ラウリン酸イソアミル、ツバキ種子油、アルガニアスピノサ核油、アロエベラ葉エキス、グリセリン、イチョウ葉エキス、デシルグルコシド、サボンソウ葉エキス、チャ葉エキス、1 ,2 - ヘキサンジオール、コメ発酵液、リモネン、リナロール
アテニア:全成分
エチルヘキサン酸セチル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、ジカプリン酸ポリグリセリル-6、グリセリン、ジカプリリルエーテル、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、メチルグルセス-10、(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル、ククイナッツ油、ホホバ種子油、アッケシソウエキス、シスツスモンスペリエンシスエキス、ヘリクリスムイタリクムエキス、プルケネチアボルビリス種子油、メドウフォーム油、アルガニアスピノサ核油、レモングラス油、ベルガモット果実油、ビターオレンジ花油、ラベンダー油、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジグリセリン、イソステアリン酸PEG-20ソルビタン、水、ステアリン酸イヌリン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ヒマワリ種子油、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、トコフェロール、香料、フェノキシエタノール
魔女工場とアテニアの、全成分で一番初めに表示されるメイン配合のオイル(クレンジング成分)を見てみましょう。
魔女工場 | アテニア | |
メインのオイル | ダイズ油 | エチルヘキサン酸セチル |
オイルの種類 | 植物油 | 合成油 |
オイルの極性の有無 | 極性油 | 極性油 |
魔女工場はメインオイル(クレンジング)として、植物油であるダイズ油を、アテニアは合成油であるエチルヘキサン酸セチルを配合しています。
由来は違えど、これらは極性を持った油ですから、クレンジング力は高く、両者に大きな差はないです。
何故、ダイズ油やエチルヘキサン酸セチルが配合されているのか?
それは、極性油の中でもコストが安いからです。
クレンジングオイルは、処方の大部分をオイルが占めます。大部分を水が占める化粧水に比べて、内容物の原料価格が圧倒的に高いです。
ですから、コスト設計が非常に厳しく、コストが安いオイルが配合されるのです。
実際、クレンジングオイルで有名なシュウウエムラのアルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイルnには、メインオイルとしてトウモロコシ胚芽油が配合されていますが、これもコストが安いです。
クレンジング力
- 魔女工場とアテニアには、極性油がメインに配合されている
- そもそもクレンジング力が高く、両者に大きな差はなし!
ダブル洗顔
すすぎの水で乳化される滴が微細であれば、綺麗に洗い流されます(ダブル洗顔不要)。
一方、すすぎの水で乳化される滴が粗大であれば、肌に残りやすいです(ダブル洗顔必要)。
滴が微細になるか、粗大になるかは、クレンジングオイルに配合される界面活性剤で決まります。
両者のメインの界面活性剤を見てみましょう。
魔女工場 | アテニア | |
メインの界面活性剤 | ・テトラオレイン酸ソルベス-3 0 | ・ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10
・ジカプリン酸ポリグリセリル-6 ・トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル |
乳化滴 | 粗大 | 微細 |
ダブル洗顔 | 必要 | 不要 |
魔女工場のメイン界面活性剤は1種類、一方、アテニアは3種類。
詳細は割愛しますが、微細な乳化滴にするためには、複数の界面活性剤を使う必要があります。
魔女工場に比べてアテニアの方が、界面活性剤配合技術は数段上です。
実際に使って頂ければ、アテニアの洗い上がりの良さ(ダブル洗顔不要)に驚かれるでしょう。
それもそのはず、アテニアはファンケルのグループ会社ですから、ファンケルの技術が展開されています。
界面活性剤配合技術は業界随一です。
ダブル洗顔
- アテニアの界面活性剤配合技術は業界随一!
- クレンジングオイルでありながら、抜群の洗い上がりの良さを誇り、ダブル洗顔不要!
コスパ
魔女工場 | アテニア | |
容量 / 価格 | 200mL / 2,300円(楽天) | 175mL / 1,980円(公式) |
1mLの価格 | 11.5円 | 11.3円 |
コスパはアテニアが上です。
魔女工場のコスパも素晴らしいですが、アテニアが凄すぎます。
アテニアは、高品質ながらお手頃価格であることを、企業理念に掲げていますから、さすがです。
コスパ
- アテニアのコスパの良さは圧倒的で異次元!
これだけの品質で、コスパ抜群のアテニアが、今であればさらにお得に手に入れることができます。
是非、以下をチェックしてみてください!
おわりに
いかがでしょうか?
この記事を通じて、魔女工場のクレンジングオイルについて、その魅力と注意点をお伝えしました。
特に、自然由来成分が多く含まれているため、肌に優しい印象を持たれがちですが、実際には合成成分と比較してもクレンジング力や肌への優しさに差がないこと、そしてダブル洗顔の必要性についても詳しく解説しました。
魔女工場のクレンジングオイルは品質の高さが保証されており、その使用感や効果は多くのユーザーに支持されているものの、品質、コスパにおいて、アテニア スキンクリアクレンズオイルにはかなわないでしょう。
皆さんが日々のスキンケアでより良い選択ができるように、この記事がお役に立てば幸いです。
⇩ アテニア スキンクリア クレンズオイル
※本記事の内容は個人の見解であって効果保証するものではありません